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ジムニートラブル・メンテナンス

ジムニーJB64W/JB74W バッテリー交換

アイキャッチ JB64W バッテリー交換 ジムニートラブル・メンテナンス
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はじめに

著者のジムニーJB64Wは、5年目の車検のときに、「バッテリーがだいぶ弱っているので、そろそろ交換時期です」といわれました。
まだまだエンジン始動は問題ないのですが、過去に乗っていた車両で、突然バッテリーがだめになり、大変な目にあったので、本格的な寒さが来る前に交換します。

ジムニー(JB64W)のバッテリーの種類については、シエラ(JB74W)、ノマド(JC74)も含めこちらで詳しく紹介していますので、ご覧ください。

交換の前に

ナビゲーションなどで、盗難防止のために暗証番号を登録している場合、交換後に暗証番号を聞かれます。
交換前にパスワードを確認しておきましょう。

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交換作業

ジムニー(JB64W)の交換作業を紹介しますが、シエラ(JB74W)、ノマド(JC74)も同じです。

バッテリー取り外し

工具は、10mmのディープソケットレンチがあれば、事足りますが、本記事では10mmのメガネレンチも併用しています。

55B24L マイナス端子取り外し

まずはバッテリーのマイナス端子をはずします。

守りましょう

バッテリーの端子を外す順番は
マイナス端子 ⇒ プラス端子
です。必ず守りましょう。

55B24L 10mm

工具は10mmの短めメガネレンチをつかいました。
ナットを完全に外さなくとも、緩めれば外せます。

55B24L 端子ははなしておく

外した端子は、バッテリーのマイナス端子に接触しないようにしておきます。
バッテリーのマイナス端子にテープなどを巻いて、絶縁しておくと確実です。

55B24L プラス端子取り外し

次にプラス端子を外します。
キャップをめくって、こちらも10mmのメガネレンチで緩め、取り外します。

こういう場合に危険

プラス端子を緩める際、ジムニーは写真のように、工具とバッテリーの留め具があたってしまう位置にあります。
先に、マイナス側端子を外しておかないと、ショートして大変なことになります。

マイナス端子側を先に外しておけば、もし接触しても大丈夫です。

留め具(ステー)取り外し

端子が外れたら、バッテリーの留め具を外します。

ここで、10mmのディープソケットを使用します。
スパナだど、留め具のフランジに干渉して、うまくナットがまわせません。

今回は、トネ(TONE)のディープソケットを使いました。
ほかの場所に使うときも便利そうなので、ナットキャッチ機能付きのものを選びましたが、もちろんナットキャッチ機能はない普通のディープソケットで問題ありません。

留め具の取り外しU字部分

2か所のナットを緩めて、留め具が動くようになったら、バッテリーを車体中央側にずらして、留め具のU字のところから、フックを外します。

フック

フック下側は引っかかっているだけなので、それを外し、留め具を完全に取り外します。

その後バッテリーを下ろします。

トレーそうじ

バッテリートレー掃除前

バッテリーを下ろした後の樹脂トレーです。
汚れてます。
オフロードの走行が多い方は、もっと汚れていると思います。

トレー下

樹脂トレーの下も、土で汚れてます。
バッテリー交換のついでに、掃除しましょう。

トレー 掃除後

きれいに掃除して樹脂トレーをもどしました。
自動車用品店等でバッテリー交換をおねがいすると、掃除まではしてくれないと思います。

用意したバッテリー

BOSCH 55B24L

今回用意したバッテリーは、BOSCHの55B24Lです。じつは、古河電池製を買おうと思っていたのですが、売り切れで入荷未定となってしまっていたため、こちらをAmazonで購入しました。

日本メーカーでないですが、BOSCHもよいメーカーだと思います。

BOSCHバッテリーは取っ手付き

BOSCHの55B24Lバッテリーには、丈夫そうな取っ手がついていました。
これはうれしいですね。

新しいバッテリーの搭載

新しいバッテリーをのせる

新しいバッテリーを載せます。
端子のキャップはつけたまま載せましょう。

新しいバッテリーを留め具で固定

外した時と逆の手順で、留め具でバッテリーを固定します。
この作業は、ディープソケットでないとうまくいきません。
ナットから飛び出すステーの長さが均等になるようにしましょう。

INFO

締付けトルク:2.8N・m
ですが、バッテリを押してみて動かないことが大事です。

プラス端子取り付け

端子の取り付けは、プラス側⇒マイナス側の順番です。
まずはプラス側から。

TIPS

バッテリーのポストの先端が端子から飛び出すように取り付けましょう。

締付けトルク:5N・m
ですが、端子を手で回してみて、動かないように締めます。

キャップをかぶせる

プラス端子を取り付けたら、キャップを確実にかぶせます。

マイナス側端子取り付け

次にマイナス側端子を取り付けます。
だいたい、写真のように、端子がおくまで入らない状態だと思います。

マイナスドライバーでこじりながら

その場合は、マイナスドライバーなどで写真の位置を広げながら押し込みます。少しナットを緩めるといいと思います。

注意

強くたたいて入れるのはやめましょう。
端子が痛みます。

マイナス端子の位置

一番下まで入らなくても、写真の位置で十分です。

TIPS

締付けトルク:5N・m
ですが、端子を手で回してみて、動かないように締めます。

交換終了

バッテリー交換終了です。

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バッテリー交換後の設定

バッテリー交換後は、パワーウィンドウの初期設定と、時計の調整をしましょう。
どちらも、取り扱い説明書にも手順が記載されています。

パワーウィンドウの初期設定

  1. エンジンスイッチをON
  2. 運転席側のウィンドウを一番下まで下げます
  3. 運転席側パワーウインドウスイッチを引き上げ、ウィンドウを完全に締め切ります
  4. そのまま2秒以上、スイッチを引き上げたままにします
  5. パワーウインドウのオート開閉ができるようになったか確認します

時計の設定

  1. メーター左のトリップノブと、右側の表示切替ノブを「時」表示が点滅するまで長押しします
  2. 表示切替ノブを左右に回して、「時」を調整します
  3. 表示切替ノブを短押しして、「分」を点滅させます
  4. 表示切替ノブを左右に回して、「分」を調整します
  5. 最後に表示切替ノブを短押しして設定完了です
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おわりに

バッテリーは弱ってきたら(点検の時にそろそろ交換時期と言われたら)、はやめの交換をおすすめします。
エンジンが始動できなくなると、余計な出費と時間の浪費になります。

ご自分で交換できる方は、安く売られているときにバッテリーを入手しておくのもよいと思います。


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