はじめに
NAB6,NAB7も同じ、さらにベアボーンでなくOSが付属したNAB6,NAB7,NAB9ても同じですので、参考にどうぞ。
事前準備
Windows11インストールメディアの作成
MicrosoftのWindows11ダウンロードサイトに3つの作成方法があります。
2番目の「Windows 11 のインストール メディアを作成する」か、
3番目の「Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」
のどちらかで作成します。
3番目の「Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」の場合は、こちらを参考にどうぞ。
ドライバーのダウンロード
MINISFOUMサポートページからNAB9用ドライバーを
MINISFORUMのホームページ - サポート - システム・ドライバー と辿り、モデル名で検索します。
モデル名"NAB9"をいれて、”Serch”をクリック
"NAB9"が表示されるので、クリック。
NAB9のページが表示されるので、”Downloads"をクリック
ドライバーの一覧が表示されます。
画像は、2024/9/3時点のものです。
赤で囲ったものと、青で囲ったもの、両方をダウンロードします。
両方ダウンロードが必要な理由は後述します。
ダウンロードしたドライバーを、インストールメディアに保管
ダウンロードした2つのドライバー(セット)を解凍して、最初に作ったWindows11インストールメディアに保管しておきます。
左側が、ダウンロードページで、「Driver」と表示されていたものの中身
右側が、ダウンロードページで、「How to Install Driver.」と表示されていたものの中身です。
左側の方が新しいようですが、Bluetoothドライバーが使えませんでした。
そのため右側の方のドライバーを使用しています。
PCと周辺機器の接続
今回は、バッテリー内臓、キーボード/トラックパッド、タッチ付きモニタを使いました。
PC本体とUSB Type-Cケーブル1本で接続できるものです。
写真のものは、UPERFECT X miniという 11インチモニタのもので、だいぶ前に直販(海外通販)で購入しました。
あと、13.3/14/15.6インチモデルもあるようですが、入手先は、いまではAllExpressとEVICIVぐらいでしょうか。
気になる方は調べてみてください。
電源アダプタを接続したあと、
キーボード/トラックパッド付きバッテリー内臓モニタは、Type-Cポートに接続。
作成したインストールメディアを、USBポートにさします。
Windows11のインストール
起動して、ロゴが表示されたら、F7キーを押します。
起動メディアの選択画面が出ますので、
”UEFI: USB ・・・"
を選択(ENTERキーを押す)します。
インストーラーが起動します。
リストから希望の言語etcを選択して、”次へ”をクリック
”今すぐインストール”をクリック
Windowsのライセンス認証はインストール後でもできますので、ここでは、”プロダクトキーがありません”をクリックして、次に進みます。
今回は、Windows11 Homeをインストールします。
”Windows11 Home”を選択して”次へ”
ライセンス条項を読んで、承諾できるなら、チェックをいれて”次へ”
今回、クリーンインストールするので、下の
”カスタム:Windowsのみをインストールする"
を選択します。
今回、ほかのPCから外したSSDを流用しているため、SSDにWindowsが入ってます。
これをすべて削除します。
新品のSSDの場合は、2つ先の画面が表示されるはずですので、そこから作業します。
削除するパーティションを選んで、”削除”をクリック。
警告が表示されますが、”OK"をクリック。
これらを繰り返して、すべてのパーティションを削除します。
すべてのパーティションを削除後、もしくは新品SSDの場合は、この表示になります。
”新規”をクリック
Windows11のインストール先のサイズを設定します。
”サイズ”欄の数字を変更します。
なにも変更しなければ、最大サイズになります。
今回、1TBのSSDを使いました。
そのうちの約500GBをWindowsに、残りをLinuxで使用するため、画像のようにしました。
”適用”をクリックします。
警告が出ますが、”OK"をクリックして進みます。
ドライバーの読み込み
次にドライバーを読み込ませます。NAB9は、Windows11の標準ドライバーでは有線LANも無線LANも動きません。
ドライバーなしでWindows11をインストールすると、設定段階でインターネット接続できずに、止まってしまいますので、最低限、有線LANか無線LANのどちらかのドライバーを、先に読み込ませておく必要があります。
有線LANドライバーの読み込み
先ほどの画面から、
”ドライバー読み込み”をクリック
”参照”をクリックして、ドライバーの保存先を指定します。
ドライバーはWindows11インストールメディア(USB)に保存しておいたので、それを選択します。
今回は、”ESD-USB(F:)”になります。
保管した先を選択していきます。
ドライバーを読み込む際に、フォルダの下層まで検索してくれないので、ドライバーが入っているフォルダを指定する必要があります。
有線LANドライバーのフォルダを選択。
まだ下層まで選択が必要。
"Drivers"
を選択して、
"OK"をクリック
適合するドライバーが表示されるので、選択して、"次へ”をクリックすると、読み込み作業が始まり、次の画面に戻ります。
読み込みが終わった状態。
何かの表示が変わるわけでもないので、ちょっとわかりずらい。
無線LAN(WiFi)ドライバーの読み込み
次に無線LAN(WiFi)ドライバーも読み込ませておきます。
作業としては、有線LANドライバーと同じです。
ドライバーのあるフォルダを指定し、"OK"をクリック。
適合するドライバーが表示されるので、選択して、"次へ”をクリック
読み込み作業が始まり、次の画面に戻ります。
これでやっとインストール作業に移れます。
インストール先を選択してインストール
ドライバーの読み込み後、インストール場所の選択がずれてしまっているので、選択しなおします。
選択後、”次へ”で進みます。
インストール作業が開始されます。
あとは、インストールしたWindowsが起動するのを待ちます。
インストールしたWindows11の初期設定
特別なことはないので、ここでは省略します。
ドライバーのインストール
チップセットドライバーから順にドライバーをインストールしていきます。
基本、番号順にインストールすればOKです。
上の画像でグレーアウトしたものは不要です。
インストール例 インストーラーアプリのもの
"Setup**.exe"をダブルクリックすれば、インストールが始まります。
例)チップセット
例)Intel Management Engine
インストール例 インストーラーバッチファイルのもの
"Install**.bat"を右クリックして、”管理者として実行”します。
例)Realtek Audio
参考 ドライバーインストール前後のデバイスマネージャーの変化
参考までに、ドライバーインストール前後の、デバイスマネージャーの変化を紹介します。
チップセットドライバーインストール前後
Realtek Audioドライバーインストール前後
Bluetoothドライバーインストール前後
Windows11のライセンス認証
ベアボーンを購入したため、OSのライセンスが付属していません。
別途用意したプロダクトキーを入力します。
プロダクトキーを入力します。
アルファベットは大文字ですが、小文字で打っても自動的に大文字に変換してくれます。
この画面が表示されれば完了です。
まとめ
ポイントは、Windowsインストール時に、ネット接続できるように、通信モジュールのドライバーを読み込ませるところです。
それ以外は、特別なことはありません。
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コメント
参考にさせていただきました!Bluetoothのドライバーなのですが、現在how to…というファイルがミニスフォーラムのサイトになく、当たることができません。このような場合はどのようにすべきでしょうか?教えて頂けると幸いです
確かに、無くなってますね。困ったものです。MINISFORUMのホームページのチャットで今のドライバーが使えないと連絡すると、数日から1週間ぐらいで対応してくれ流と思います。
確実に使えるとは言えませんが(試してないので)
NPB7用のドライバーが、紹介したものと同一なようです。
ファイル名「RPBNB_Intel_MINISFORUM_Drivers_x64_230907.zip」