はじめに
OneMix4を購入して、約2年半。バッテリーの消耗率が34%を超え、稼働時間もだいぶ短くなり、満充電までの時間も長くなってきたので、バッテリーを交換しました。
HWiNFO64で、バッテリーの状態を調べたところ。
設計容量の38500mWhに対して、満充電しても25326mWhです。
消耗レベルは、34.2%で、新品時の2/3。
使用期間は、2年半。平日に2~5時間使用。
バッテリーで使用し、残量が20%になったら、充電しながら使う。100%になったら、またバッテリーでつかう、という使い方をしていました。
交換するバッテリは、Amazonで販売されている互換品を選びました。
OneMix4の分解
OneMix4の裏ブタを固定しているネジ6か所を外します。
外したネジです。ネジロックが付着してます。
プラスねじです。
裏蓋は、写真の位置でツメで引っかかってます。
蓋をまっすぐ上方にはがそうとすると、このツメがひっかかっります。ここから無理にはがそうとすると、裏蓋が曲がりそうです。
角から斜めに持ち上げると、ツメがほとんど引っかからずに裏蓋が外せます。何かでツメを押し込むとか、そういう作業はしなくても大丈夫です。
OneMix4の中身です。
半分ぐらいをバッテリーが占めています。
バッテリーの取外し/取付けに邪魔になるので、赤枠部分のSSDも外しておきます。
バッテリー取外し
まずは、バッテリー右上を覆うフィルムをめくります。
全部はがす必要はなく、カプラーが外せる分だけはがせば大丈夫です。
カプラーが見えたら、下方(バッテリー方向)に水平に外します。
外しにくいので、工具を使いたくなりますが、その場合は、電気を通さない樹脂製や竹製の細めのヘラを使いましょう。
ショートすると危険です。
カプラーが外れました。
バッテリーは、上部から外します。
これは、バッテリ下部に両面テープによる固定があるからです。
力を入れすぎて、バッテリーが変形しないように注意が必要です。
バッテリーを引き上げ途中に、撮影した写真です。
赤で囲った部分に両面テープがあり、ここでバッテリーが貼りついています。
(今回のPCは、ほとんど貼りついていませんでした。そのため、楽に取外しできました。)
写真のような工具があると楽です。
バッテリーを少し引き上げ、両面テープで貼りついている部分を、この工具で少しずつはがしていきます。
バッテリーを取外したPC本体。
バッテリーを固定する両面テープの位置が、よくわかると思います。
取外したバッテリー。
膨張等、異常は全くありませんでした。
新しいバッテリーの準備
新しいバッテリーを準備します。
バッテリー左端のクッション、下側のテープを新品に移植します。
左側クッションは、両面テープで貼りついているだけです。剥がして、新品のバッテリーに取り付けます。
下側のテープも剥がして、新品のバッテリーに取り付けます。
このテープは、たぶん、tesa®51037あたりのテープだと思います。
テープをつけている理由はちょっとわかりません。
新品のバッテリーに付属していた両面テープです。
上述の通り、バッテリーが両面テープにほとんど貼りついていなかったので、再利用でき、このテープは使用しませんでした。
新品バッテリーの準備完了。
新しいバッテリーの取付け
バッテリーの取付は、
まず、カプラーを結線します。
次に、配線をうまく収めながら、バッテリーをPC本体に収めます。
フィルム(カバー)の粘着力も利用して、配線をうまく収めます。
バッテリーは、空間にうまく収めます。
バッテリー交換完了です。
バッテリーが少し左上がりになってしまいましたが、気にしない...。
あとは、SSDを搭載し、裏蓋を元に戻して完成です。
交換後の起動と充放電
交換後は、バッテリー状態の初期化のため、以下のようにしました。
- ACアダプターを接続します。すると電源ボタンを押さなくとも、電源ランプが電源ランプが紫色(赤と青の同時点灯)となり、起動します。
バッテリー交換後の起動には、最初のロゴが表示されるまで、結構な時間(1~2分ぐらい)がかかります。交換に失敗したのか、と思ってしまいそうですが、気長に待ちましょう。 - 起動したら、いったん100%近くまで充電し、ACアダプターを外します。
- その後、20%になるまで使用し、シャットダウンします。
- 電源ボタンを押し、「del」キーを連打して、BIOSを表示させます。(Windowsは起動しない)
- BIOSを表示させたまま放置して、バッテリー切れで自動的に電源OFFになるのを待ちます。
- 電源OFFになったら、電源アダプターを接続します。
- すると、電源ランプが紫色(赤と青の同時点灯)になり、Windowsが起動します(バッテリー交換直後と同じく、時間がかかる)ので、充電が100%になるまで放置します。
これで完了です。
おまけ
購入した互換バッテリーですが、純正バッテリーより若干大きいものでした。
パッケージの処理によるものです。
今回は、パッケージを貼りなおして、大きさを整えようとしましたが、途中であきらめました。
中身が大きいわけではないので、貼りなおさずとも搭載はできます。
参考までに、OneMix4のバッテリーは、1つ3.85V 5000mAhのバッテリが2つ直列接続で搭載されています。
そのため、7.7V 5000mAh=38.5Whになります。
Amazon等の商品案内では、「3.85V 10000mAh 38.5Wh」という表記が混じっていることもありますが、「7.7V 5000mAh 38.5Wh」が正しいです。
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