はじめに WIndows11回復が実行できない
回復環境を作り直すという手もあるようですが、失敗しそうで心配です。
最悪動作不能になったり、必要なドライバーが消えてしまうかも…
そのため今回は、あらかじめドライバーを抜き出しておき、WindowsをクリーンインストールしてPCをリセットする方法をとります。
今回は、本サイトで紹介しているPCを使用していますが、どのWindows11 PCでも使える内容です。
この方法は、もともとインストールされていたWindows11標準以外のソフト(アプリケーション)や、データは消えますので、ご注意ください。
メーカーサイトからダウンロードすれば?
と思う方もいるかもしれませんが、Amazon等で販売されている安価なPCでは、そもそも販売元や製造元のホームページがなかったり、ドライバーを配布していなかったり、間違ったドライバーが配布されていたりすることが多々あります。
今回のPCは、販売元や製造元のホームページがない(見つけ出せない)ものです。
つまり今回の方法は、メーカーサポートに頼らず、自力で何とかする方法とも言えます。
手順1 ドライバーの抜きだし
コマンドプロンプトで、以下コマンドを実行すれば抜き出せます。
pnputil /export-driver * (保存先フォルダ) |
やってみましょう。

コマンドプロンプトに戻って、コマンドを入力します。
保存先は、Dドライブ内の「driver」フォルダとするため、
pnputil /export-driver * D:\driver\
と入力後「Enter」します。
手順2 Windows11のインストール
Windows11インストールメディアを作成し、Windows11を再インストールします。
詳細は省略します。
インストール直後は、ドライバーが不足した状態になります。
手順3 ドライバーの復旧(再インストール)
方法は2つあります。
- ドライバーを全部戻す方法
- 動かないデバイスだけインストールする方法
1.全部戻す方法
コマンドプロンプト(管理者として実行)で、以下コマンドを実行すればOK
pnputil /add-driver (ドライバー保存先フォルダ)*.inf /subdirs /install /reboot |
例えばDドライブ内の「driver」フォルダの場合は、
pnputil /add-driver D:\driver\*.inf /subdirs /install /reboot |
となります。
2.ドライバーがないものだけインストールする方法
これは、デバイスマネージャー上で、動かない(ドライバーがない)ものだけにインストールする方法です。
この作業を繰り返します。
おわりに
調子が悪くなって、Windows11を再インストールしたら、ドライバーがなくて使えなくなった、とならないよう、
購入したら、すぐに手順1でドライバーを抜きだし、保存しておくことをおすすめします。
PC自体がおかしくなってからだと、ドライバーが抜き出せなくなっている可能性もありますので。
以上、特にAmazon等でメーカーサポートが不明(メーカーすら不明?)なPCの購入をお考えの方、参考にしてください。
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