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Let’sNoteの中古という選択肢-その16 リモートデスクトップのホストにしてみる

アイキャッチ Let'sNote16 その他PC
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はじめに

普段、LinuxやMacを使っていて、Windowsを併用したいとき、隣にLet'sNoteをならべて作業してますが、小型のノート型PCであっても結構邪魔になります。デスクトップPCであればなおさら、ディスプレイやキーボード、マウスなど、一式を隣におくのは、かなりのスペースが必要です。
さらにキーボード使い分けるのも、マウスを持ちかえるのも面倒です。VirtualBoxなどの仮想化ソフトウェアを使うのも手ですが、Windowsのライセンスが必要になってきます。

そこで、Windows11Proであれば使用できる、リモートデスクトップを使用してみました。
Let'sNoteにインストールされているOSは、最初からWindowsのPro版ですので、課金することなく使えるわけです。

設定してしまえば、他のWindows機からはもちろん、LinuxやMacからでも使用できます。

それでは、実際にやってみた、設定から接続までを紹介します。

注意

ただし、同一ネットワーク上に双方があることが必要です。

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IPアドレスの固定(ホストPC)

最初に、ホストPC側(接続される側のPC、今回はLet'sNote CF-SV8を使用)のIPアドレスを固定します。

INFO

今回、通信の安定性を重視し、有線LANに接続しています。

設定-イーサーネット

「設定」−「イーサーネット」に入ります。

いまのIPアドレス確認

あまりネットワークに詳しくない方のために、もっとも確実な方法の紹介です。
今使っているIPアドレスを「固定」して使います。

ウィンドウの下の方へ移動し、IPアドレスを確認します。
今回の例では、
192.168.1.56
となってます。

IP割当 編集

「IP割当」が「自動(DHCP)」となっている場合、「編集」をクリックします。
もし、「手動」となっている場合は、すでにIPアドレスは固定されていますので、次の「電源の設定」にお進みください。

IP設定の編集自動

表示されるウィンドウで、プルダウンメニューから設定を変更します。

IP設定の編集手動

「手動」を選びます。
すると、その下に追加メニューが表示されます。

IPv4をオン

IPv4を「オフ」から「オン」にします。

IPアドレス、サブネットマスク入力

記入項目が登場するので、
「IPアドレス」に先程確認したIPアドレス
「サブネットマスク」に、「255.255.255.0」
を入力します。
市販のWiFiルータで、特に設定をいじらずにネットワークを構築してれば、これだけでOKです。

最後に「保存」をクリックします。

IPアドレス固定完了

うまく設定できていれば、この画像のようになります。

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電源の設定(ホストPC)

ホストPC(接続される側のPC)にノートPCを使用すると、大体は、接続を切った途端にスリープして、再度接続するためには、ホストPC(接続される側のPC)で直接スリープを解除してから再接続する必要があります。これだと使い勝手が悪いので、スリープしないように、2箇所設定を変更します。

INFO

ホスト側PC(接続される側のPC)は、電源アダプターを接続して、画面(カバー)を閉じて使用する前提です。

バーを閉じたときの動作

1つ目
コントロールパネルの「電源オプション」で、「カバーを閉じたときの動作」を
「スリープ状態」から「何もしない」
に変更します。

画面とスリープ

2つ目
「設定」ー「システム」ー「電源とバッテリー」で、「電源接続時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする。」を
「**分」から「なし」
に変更します。

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リモートデスクトップを使えるように設定(ホストPC)

設定-リモートデスクトップ

「設定」ー「システム」ー「リモート デスクトップ」をクリック

リモート デスクトップをオン
  1. 「リモート デスクトップ」を「オン」にして、
  2. 「リモート デスクトップ ユーザー」をクリック
ユーザーの追加

開いたウィンドウ上の「追加」をクリック

ユーザー追加設定
  1. 「選択するオブジェクト名を入力してください」に、このPCで登録されているアカウント名を入力します。
    今回の例では、「mohlog_svr」
    もし違うアカウントで接続したい場合は、このホストPC自体に新しくアカウント登録が必要です。
  2. 入力後「名前の確認」をクリックします。
名前の確認

「選択するオブジェクト名を入力してください」表示が「PC名¥ユーザー名」 に変わり、アンダーラインが付けばOK。
「OK」をクリックします。

NGの場合は、「名前が見つかりません」というウィンドウが表示されます。

登録完了

ユーザー名が表示されているのを確認して、「OK」をクリックして完了です。

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接続(クライアントPC)

あとは、クライアントPCから、接続ソフトを使って接続します。

Linuxの場合

「Remmina」が有名です。Ubuntuで説明します。
Remminaは、Ubuntuをインストールしたら最初から入ってました。
他のディストリビューションでも、標準で入っているか、パッケージが用意されているので、簡単にインストールできます。

MX Linuxでは、Remminaはあとからインストールする必要があります。
「remmina」本体のほかに、リモートデスクトップ用プラグイン「remmina-plugin-rdp」が必要になります。
パッケージインストーラを使ってインストールする場合は、この2つにチェックをいれて「Install」すれば、他に必要なものは、自動でインストールしてくれます。

MX Linux Remminaのインストール
Remmina

Remminaを起動します。

新規接続

開いたメインウィンドウの左上にある「+」をクリックして、新規接続をしていきます。

接続設定

入力するのは、赤枠で囲った4箇所

名前は、設定の識別のためなので、何でもOK

「サーバー」は、ホストPC(接続される側のPC)のIPアドレス

「ユーザー名」は、ホストPC(接続される側のPC)のリモートデスクトップの設定で登録したユーザー名

「パスワード」は、ホストPC(接続される側のPC)にログインするときと同じものです。

入力できたら「保存して接続」をクリック

TIPS

「ユーザー名」と「パスワード」を空欄のままにしておくと、接続毎に入力画面が出ます。

リモートで接続(Remmina)

設定がうまく行っていれば、Windowsのデスクトップが表示されます。

キーボード、マウスは、クライアント側と同じものを使います。

Remminaメインウィンドウ

先程、「保存して接続」をクリックしたので、設定が保存され、メインウィンドウに表示されます。

次からは、これをダブルクリックすれば接続できます。

Macの場合

Macの場合は、Microsoft製のアプリ「Windows App」を使用します。

App Store Windows App
App Store で Windows Appを検索

iPhone/iPadの場合

iPhoneやiPadからも接続できます。Macの場合と同じく、Microsoft製のアプリ「Windows App」を使用します。

App Store Windows App for iPhone
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まとめ

リモートデスクトップ設定後は、Let'sNoteをここで紹介したスタンドにたてて使用しています。

デスク周りがすっきりしました。

Windowのリモートデスクトップを使うと、ホストとクライアント間で、テキストや静止画はコピー&ペーストできるので、PCの使う幅も広がります。
仕事部屋にあるホストPCの処理の状況を、リビングでノートPCで見るとか。
PCごとにメールアドレスを使い分けているときでも、リモート接続すれば便利です。

今回、併用環境の改善のために、リモートデスクトップを設定しましたが、ディスプレイ、キーボード、マウスが併用できて場所も取らず、快適になりました。

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