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Rasberry Pi 5でデスクトップPC その3 MX Linuxの起動と設定

アイキャッチ MXforRasp設定 その他PC
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前回からの続きです。
MX Linuxを起動し、各種設定とPironman5のユーティリティソフトのインストールをしていきます。

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MX Linux起動・初期設定

Pironman5に内蔵したSSDに書き込んだMX Linuxを起動します。
microSDカードが入っていないことを確認して、Pironman5(+Raspberry Pi 5)の電源を入れます。

MX Linux for Raspberry Pi 起動初期

初回の起動時は、ログイン画面が表示されますが、そのまま何もしないで待ちます。

システム言語設定

設定画面が現れますので、ここから初期設定をしていきます。
まずは、システム言語を設定します。
赤枠の部分をクリック

システム言語ー日本語

言語リストが表示されるので、「ja_JP.UTF-8 日本語(日本)」を選択して、「OK」をクリック

不要なシステム言語を削除

戻ったウィンドウで、「Remove MX manuals for languages other than system default」をクリックします。

TIPS

これはやらなくても問題ありません。使わないファイルを削除するだけです。

Remove MX manuals for languages other than system default

しばらくまちます。

システム言語設定 閉じる

Close」をクリックして、システム言語の設定を閉じます。

情報収集中

しばらくまちます。

キーボードの設定

キーボードを設定します。
US配列キーボードを使用する場合は、このままでOKなので、「次へ」で先へ進みます。
ここでは、日本語配列キーボードへ変更していきます。
キーボードの設定を変更」をクリック

キーボードの選択1

キーボードの選択ウィンドウが表示されるので、右側にある「」をクリックします。

キーボードレイアウト

赤枠部分をクリックして、

日本語キーボードレイアウトを選択

日本語キーボードレイアウト「Japanese」を選択します。

キーボードレイアウト決定

「Variants」はリストを見て、該当するキーボードがあれば設定しますが、標準的な日本語キーボードであれば、「No Variant」でOKです。
OK」をクリックします。

日本語キーボードを最上位に移動する

日本語キーボードを最上位に移動するため、「Japanese」を選択した状態にして、ウィンドウの右側にある、「」をクリックします。

キーボードを設定終了

日本語キーボードを最上位に移動したら、「OK」をクリックして、キーボードを設定を終了します。

キーボードを設定の次へ

次へ」をクリック

コンピューターネットワークの名前

コンピュータ名、ドメイン名、MSネットワーク(=Windowsネットワーク)用SaMBaサーバーの要否、ワークグループの設定をします。
今回の例では、コンピュータ名の設定と、SaMBaサーバーを使用するため、チェックを入れました。

地域設定

地域関係の設定です。
ロケールは、「日本 - 日本語」になっているので変更不要です。
時刻の設定で、時間帯を変更します。
システムクロックに現地時刻を使用する」は任意です。

地域設定-日本

時間帯は、「Asia」「Tokyo」に設定。
今回は、「システムクロックに現地時刻を使用する」にチェックを入れました。

規定のユーザアカウント

規定のユーザアカウントを設定します。
任意の規定のユーザーログイン名と、パスワード(2ヶ所)を入力します。
入力し終えたら「次へ」をクリック

システム構成中

しばらくまちます。

設定完了、再起動

設定が完了すると、自動的に再起動します。

MX LINUXロゴ

起動時にロゴが表示され、

MX Linuxが起動します。

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MX Linux WiFi設定

有線LANを使用する場合は、この設定は不要です。

無線LAN設定

無線LAN(WiFi)の設定です。「設定マネージャー」からもできますが、左端にあるパネルからの設定が簡単です。
赤枠で囲ったアイコンを左クリック→「利用可能なネットワーク(A)」→利用するWiFiネットワークを選択します。

無線LAN認証

無線LAN(WiFi)のパスワードを入力して、「接続」をクリックします。

無線LAN(WiFi)認証中

無線LAN(WiFi)認証中は、アイコンが画像のようになります。

無線LAN(WiFi)接続完了

無線LAN(WiFi)に接続すると、右上にメッセージが表示され、パネルのアイコンが変化します。

TIPS

アイコン表示で、電波状態が分かります。

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SSD使用領域の拡張

この先、OSのアップデートやアプリのインストールなどを実施する前に、SSDの使用可能領域を広げます。

初期のSSD

画像はGPartedで、SSDの状態を見たものです。
MX Linuxで使える領域は、およそ8GBとなっており、SSDのほとんどが未割り当て領域のままです。

これをすべて使用できるようにします。

NOTE

GPartedを使って領域を拡大すると、起動不能になります。

Raspberry Piの設定を起動

「Raspberry Piの設定」を起動します。
左下のメニューから、「システム」-「Raspberry Piの設定」で、起動できます。

Raspberry Piの設定-パスワード

パスワードを求めてきますので、入力します。

6 Advanced Option

6 Advanced Option」を選択状態にして、「Enter」キーを押します。

A1 Expand Filesystem

A1 Expand Filesystem」を選択状態にして、「Enter」キーを押します。

領域拡大処理

領域拡大処理が実施されます。
ほぼ一瞬で終わります。

領域拡大処理終了と再起動メッセージ

正常に終了後は、再起動後に反映されるとのメッセージが表示されます。
Enter」キーを押して「<了解>」します。

Raspberry Piの設定 Finish

もとのRaspberry Piの設定画面に戻るので、「Tab」キーを使って、「<Finish>」まで移動し、「Enter」キーを押します。

再起動確認

再起動するか確認してきますので、「<はい>」を選んで、「Enter」キーを押します。

再び、GPartedでSSDの使用状態を確認しました。
すべての領域を使用できるようになってます。

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アップデート

ここでMX Linuxのアップデートをしておきます。

NOTE

保存領域不足でエラーにならないよう、上で紹介した、「SSD使用領域の拡張」を実施しておいてください。

Open Terminal Here

デスクトップの何もないところを右クリックして、「Open Terminal Here」を選択し、Terminalを起動します。

apt update

sudo apt update」と入力し、「Enter」キーを押します。
パスワードを求められるので、入力すると、パッケージの情報が最新に更新されます。

apt upgrade

sudo apt upgrade -y」+「Enter」で、アップデートされます。
終了したら、念のため再起動します。

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GPIO電源を停止するためのシャットダウン設定(Pironman5特有)

これは、Pironman5特有の設定です。
Raspberry PiのGPIOから供給されるOLED画面やRGBファンがシャットダウン後も動作し続けないように、GPIO電源の停止を設定します。

eeprom設定に入る

Terminalを開いて、以下コマンドを入力します。

sudo rpi-eeprom-config -e

eeprom設定編集

テキストエディタが開きますので、

POWER_OFF_ON_HALT=1

を追加します。

CTRL」+「o」で保存
CTRL」+「x」で終了
します。

eeprom設定反映

その後、処理が完了するまで待ちます。
プロンプト($)が表示されれば完了です。

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Pironman5のユーティリティソフトのインストール

これは、Pironman5特有の設定です。

Pironman5のOLEDディスプレイ表示と、冷却ファン制御を行うソフトをインストールします。
Terminalを使用します。

apt update, gitインストール

まずは、パッケージ情報を最新にするため、
sudo apt update
を実行します。
次に、
sudo apt install git -y
で「git」をインストールします。

Python3インストール

sudo apt install python3 python3-pip python3-setuptools -y
で、Python3関係をインストールします。

ディレクトリ作成

必要なファイルを保存するディレクトリを作成します。今回は、ホームディレクトリに「src」という名前のディレクトリを作成しています。

cd ~ ・・・ホームディレクトリに移動
mkdir src ・・・src ディレクトリ作成
cd src ・・・srcディレクトリに移動

必要なファイルをダウンロード(Clone)

Pironman5の必要なファイルをダウンロード(Clone)します。
git clone https://github.com/sunfounder/pironman5.git

その後、
cd pironman5
でディレクトリ「pironman5」へ移動します。

pironman5 インストール

sudo python3 install.py
で、インストールします。

インストールが終了すると、リスタートするか聞かれますので、「y」を入力します。

これで、OLED画面に、CPU、RAM、ディスク使用量、CPU温度、Raspberry PiのIPアドレスが表示され、LEDが青色で呼吸モードに点灯、冷却ファン制御が開始されます。

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次は

おおよそのセットアップは終了しましたが、まだ日本語入力や、なぜかMX Linux 23.4では、NASなどネットワークファイルサーバーへの接続ができません。

次は、普通にデスクトップ機として使用するための、日本語入力関係のインストールと、ネットワークファイルサーバーへ接続できない対策を紹介します。

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