Ubuntu ServerでファイルサーバーやWebサーバーなどを作った場合、サーバーとして重要な冗長性、特にシステム(OS)をインストールしたストレージの故障に備えないといけません。
一番簡単ななのは、2つのストレージを使用して、RAID1を組み、そこにシステム(OS)をインストールすること。
今まで、何度も失敗してうまくいかなかったのですが、やっとできたので投稿します。
使用した機器と接続状態
- PC:MeLE Quieter 3C
- ストレージ:2.5インチサイズSSD 2個
ストレージは、USB-SATA変換アダプタを使用して、PCのUSB3.0ポートに接続しています。
MeLE Quieter 3Cの内蔵ストレージeMMCは、BIOSでDisable(使用しない)に設定。
MeLE Quieter 3Cには、M.2 SSDが内蔵できますが、取り外した状態です。

これからPCを購入するのであれば、SSDが2つ以上内蔵できるモデル、例えばGMKtek のNucBox G9のようなモデルが良いと思います。
Ubuntu Serverは、公式サイトからダウンロードして、USBフラッシュメモリに書き込んでおきます。
Ubuntu Server は、24.04.2LTSを使用しています。
RAID1設定と、Ubuntu Serverのインストール
USBフラッシュメモリからの起動
ここから先は、メニュー形式で表示されるので、矢印キー↑、↓、で移動、スペースで選択、Enterで決定となります。
言語選択
キーボード設定

使用するキーボードを選択します。今回は英語配列キーボードを使用したため、変更せずに次へ進んでますが、日本語配列キーボードを使用する場合は、
「Layout:」を「Japanese」に
「Variant:」はリストから選択…ですがよくわからなければ「Japanese」でたいてい大丈夫だと思います。
[Done]を選択してEnterで次に進みます。
インストール選択
ネットワーク設定
プロキシ設定
Ubuntu アーカイブのミラーサーバーの設定
ストレージ設定
ここで、RAID1の設定を行います。
インストール先の選択
インストール先SSDの初期化
今回使用したSSDは、他のPCで使用していた物なので、まずは初期化します。

今回RAID1にするUSB接続したSSDが、「35000000000000001」「Apacer_AS340_120GB…」と表示されています。これをご自分の環境(使用するストレージ)に読み替えて作業してください。
ブートデバイス設定
両方のSSDを起動ディスクとして設定します。(設定することで、起動に必要なGrubがインストールされます。)
各SSDにパーティションを作成

まずは、各SSDにパーティションを作成します。
「35000000000000001」に移動し、スペース もしくは Enter キーーで出てくるメニューから「Add GPT Partition」を選択します。
RAID1設定 (Software RAID)
バグだと思われます。見えないだけで、選択はできるようで、ここからは手探りで設定します。

↓ キーを押して何かが選択できたところで、スペースキーを1度押します。何かが選択されます。
Sizeのところの表示を見ます。
「-」なっているので、これはハズレ。
もう一度スペースキーを押して選択を解除します。

そこから、↓ キーを1回押し、選択できたところで、スペースキーを1度押します。
Sizeのところの表示が「110.674G」になりました。
前で作成した「partition 2」の容量と一致するので、これでOKです。
Ubuntu Serverインストール開始

「Please remove the installation media, then press ENTER:」が表示されたら、インストールメディア(USBフラッシュメモリー)を抜いて、Enterを押します。
「Please remove the installation media, then press ENTER:」が表示されるまでに、結構時間がかかります。
RAID1から起動、しばらく放置
Ubuntu起動、ログイン
RAID状態の確認

cat /proc/mdstat
とコマンド入力し、RAIDの状態を確認します。
[UU]となっていれば、2台でRAIDが組まれています。
ただ、再起動直後はミラーリングが完了しておらず、今回の例では、進捗が28.8%、完了に38.7minかかると表示されています。
これ以降の作業は、100%になるまで放置してからのほうが良いでしょう。
PCのBIOSの設定

BIOSで今回RAIDを組んだ2つのSSDの両方を、起動デバイスとして設定しておきます。
これで、どちらかのSSDが故障しても、システムが起動できます。
使用するPCによって、設定方法、場所が異なります。
おわりに
途中、RAIDの設定で、デバイスが表示されないところで、何度も戻ってやり直していたのですが、見えないだけとわかり、手探りで設定、成功しました。
多分バグでしょうから、今後修正されると思います。
そこさえなければ、簡単にできたと思います。
次回は、故障時に慌てないよう、SSD交換の予行練習をやってみたいと思います。
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