我が家では、2台のSynology NAS DS420+ と DS218j が稼働しています。
停電した時に、ファイル消失や故障しないよう、UPS(無停電電源装置)を導入しました。
NAS1台につき、それぞれUPSが必要かと思ったのですが、Synology UPS サーバーという機能を使えば、1台のUPSに複数のSynology NASが接続できます。
用意したUPS
APCジャパンのRS 400 BR400S-JPという製品です。NAS2台分ぐらいなら十分な出力です。
APCホームページ(シュナイダーエレクトリック)に、Web上でUPSを選定する、UPS選定ツールというのがありますので、そこでどの機種がいいか選定もできます。
RS 400は、60W程度の負荷だと稼働時間が42分あたりになりますが、停電したら5分後にシャットダウンさせるつもりなので、シャットダウン処理時間を考えても十分です。
手順1:UPSにNASをつなぐ
UPSを準備したら、接続します。
- NASの電源アダプタの電源コンセントをUPSの「サージ保護付きバックアップコンセント」につなぎます。コンセントは3口ありますので、2台接続で1口余る・・・と思ってしまいますが、そこが落とし穴で、NASを接続しているネットワークハブの電源もつないでおく必要があります。UPSの連携をイーサーネット経由で行っているからです。
- 次に、付属の「専用 USB ケーブル」で UPSと1台め(Synology UPS サーバーにする側)をつなぎます。UPS側のコネクタがRJ45、NAS側がUSB Type-Aというケーブルです。UPS側には、Ethernet 用サージ保護ポート のRJ45ポートも2個ありますので、間違えないように気を付けましょう。
手順2:UPSの電源を入れる
UPSの電源ボタンを押して、起動します。写真の右の表示がでるまで待ちます。(表示は起動してしばらくすると消えます。)
手順3:NASを起動する
NASを起動します。NASは2台ありますが、順番は関係ありません。
手順4:DSMでUPSの設定(UPSサーバー側)
UPSと専用USBケーブルで接続したNAS(今回はDS420+)のDSMにサインインします。
- 「コントロールパネル」ー「ハードウェアと電源」をクリックします。
- 「UPS」タブで
- これで、1台め(Synology UPS サーバー)の設定は完了です。
手順5:DSMでUPSの設定(2台め UPSクライアント側)
2台目のNAS(UPSと専用USBケーブルで接続していないNAS、今回はDS218j)のDSMにサインインします。
- 「コントロールパネル」ー「ハードウェアと電源」をクリックします。
- 「UPS」タブで
- 「適用」をクリック
- 「変更を適用しました。」が表示され、
- 「ディバイス情報」をクリックして、1台めのときと同じUPSの情報が表示されれば完了です。
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