はじめに
本最とで紹介してきたminiPCのなかで、手持ちのPC搭載機について、動画のエンコードをやってみました。
方法
フリーの動画編集ソフト「Shotcut」を使用し、2つの動画を合成、H.264とH.265形式で書き出すのにかかった時間を測定してます。
ハードウェアエンコーダは使用していません。
OSは、Windows11と、機種によってはMX Linuxでも測定しています。
機種毎にOSのバージョンが異なりますが、ご容赦ください。
動画の長さは2分です。
ソース動画1 | ソース動画2 | 変換後 | その他 | |
---|---|---|---|---|
コーデック | HEVC | HEVC | H.264/H.265 | コーデック変更 |
解像度 | 2560 x 1440 | 1920 x 1080 | 1920 x 1080 | ソース2を合成して、全体を縮小 |
フレームレート | 28fps | 28fps | 30fps | 28fpsから30fpsに変更 |
ファイルサイズ | 520MB | 103MB |
書き出し(エンコード)の設定は以下です。
プリセット「YouTube」を選んだあと、コーデックにlibx264 / libx265 を選択してエンコード
ハードウェアエンコードは使用していません
ベンチマーク機種
miniPCと比較するために、ノートPCやデスクトップPCもベンチマークしてます。
メーカー | 機種名 | CPU | メモリ | 備考 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|
ドン・キホーテ | NanoteP8 | Pentium N4200 | 8GB | notePC | |
MINISFORUM | GK41 | Celeron J4125 | 8GB | miniPC | |
MeLE | Quieter3C | Celeron N5105 | 8GB | miniPC | |
HiMeLE | Quieter4C | Intel N100 | 8GB | miniPC | 2024/01/25追加 |
ONE-NETBOOK | OneMix4 | Core i5-1130G7 | 16GB | notePC | |
HiMeLE | Overclock4C | Intel N95 | 16GB | miniPC | 2024/01/25追加 |
ASRock | DeskMini H470 | Core i3-10100 | 32GB | DesktopPC | |
Beelink | SER5 | Ryzen5 5500U | 16GB | miniPC | |
ASUS | ROG STRIX B450i | Ryzen7 2700X | 16GB | DesktopPC | |
Lenovo | IdeaPad Slim 570iPro | Core i7-12700H | 16GB | notePC |
結果
エンコードにかかった時間(分:秒)をグラフにしてあります。短いほうが性能が高いということになります。
(動画長さは2分)
全体的にWindows11よりもMX Linuxのほうが、短い時間で終了しています。
CPU性能としては、Intel Celeron J4125より、N5105のほうが上ですが、同等の結果になってます。
これは、J4125を搭載するMINISFORUM GK41が冷却ファンあり、N5105を搭載するMeLE Quieter3Cはファンレスなのが影響していると思われます。
Intel N95搭載の、Overclock4Cがかなり検討してます。
まとめ
Celeron J4125やN5105搭載PCを、動画編集目的で購入される方はあまりいないとおもいますが、静音性を生かして、寝ている間にエンコードする、というのもありだと思います。
また、Ryzen5 5500U搭載のBeelink SER5 の結果をみると、かなり優秀なのがわかりました。
(実際、本サイトの動画は、Beelink SER5で編集するようになりました。)
参考にどうぞ。
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