Quieter3Cのノーマル状態のベンチマーク
MeLe Quieter3Cは、Intel Celeron N5105 を搭載しています。
Intel Celeron N5105自体は、CINEBENCH R23で、
ネットで公開されているベンチマークスコアでは、
マルチ:2000以上、シングル:600以上に対し、
MeLE Quieter3Cのベンチマークスコアは、
マルチ:1411、シングルコア:392
という低い値でした。
原因はTDP制限
原因を探るべく、ThrottleStop を使って、ベンチマーク中の消費電力とCPUの作動周波数を見てみました。
CPUは、MAX. 2.9GHz作動に対して、約2.3GHz
CPU消費電力は、N5105のスペック10Wに対して、8Wを超えることはありませんでした。
PCがファンレスのため、8Wに電力制限をかけていると思われます。
TDPを10Wに変更してみる
ThrottleStopを使って、TDPを10Wに変更してみます。
メインウィンドウの、「TPL」ボタンをクリックして表示されるウィンドウで、以下のように設定します。
これでベンチマークを実行すると、
動作周波数が、約2.3GHzから、約2.6GHzへ
消費電力が、8Wから、10Wに
なりました。
ベンチマーク結果 TDP 10W
CINEBENCH R23の結果は、以下のようになりました。
- マルチ:1411(TDP 8W) => 1836 (TDP 10W)
- シングルコア:392(TDP 8W) => 591 (TDP 10W)
まとめ
Quiter3CはTDPを8W制限しています、
ファンレスのため、CPU温度が上がりすぎないように制限している、と思いますが、性能はそれなりになってます。
今回、TDPを10Wにしたところ、かなりのスコア改善ができました。
さらにCPUを冷やせば、もっとスコアがあがるかもしれません。
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