はじめに
2024年2月末に中古で入手した、2019年製Let'sNote CF-QV8の状態を紹介します。
これから、Let'sNoteを中古で入手しようとしている方、参考としてください。
使用時間
使用時間は、BIOSでわかります。電源をいれたあとの「Panasonic」のロゴ表示中に、「F2」もしくは「Del」キーをおすことによって、表示できます。
累積使用時間は、6,790時間。1日8時間稼働したとして、848.75日。保守契約の4年経過後に中古市場にでたものだとおもうので、ほぼ妥当なところでしょうか。
外観の状態
全体写真は、こちらの記事を参照ください。
ここでは、中古のLet'sNoteにありがちな、筐体角の塗装剥がれや、キーボードの状態を紹介します。
傷らしい傷は、この部分と天板に少々あります。
程度は、写真で見た通りです。
持ち運びが多いと傷みやすい、天板角部分の状態です。
写真で見ると、すこし摩耗しているように見えますが、肉眼だと全くわかりません。
こちらは、反対側。こちらも良好。
パームレスト左側部分です。
こちらも、まったくスレ、傷などありません。
パームレスト右側。
トラックパッド周辺。
きれいです。
キーボード中央部分。
日本語キー入力が多いと、スペースキーの表面がテカったりするのですが、まったくみられません。
キーボード右側。
Enterキーも、日本語入力で多様しますが、こちらも印字のはげやキーの表面のテカリはみられません。
全体的にかなりきれいな状態のLet'sNote CF-QV8が入手できました。入手元には、同じCF-QV8の在庫が十数台ありましたが、すべてが同じような状態。モバイル用PCなのですが、モバイルで使用していなかったのでしょうか。
探せば、こんな状態のよいものもあるという、よい例だと思います。ちなみに、税込み4万円台で入手しています。
SSD
次に気になるのが、内臓しているSSDの状態です。
入手したのは、CF-QV8の中でもCF-QV8UFLVSというモデルで、SATA接続の、512GBのM.2 SSDが搭載されています。
おなじみ、CristalDiskInfoで状態をチェックします。
健康状態は、「正常」とだけでてきて、パーセント表示がされません。これはあとでHWiNFO64をつかって確認します。
総書き込み量は、12506GBと出てます。TB換算(1,024GB=1TB)だと、12.2TBぐらい。もしこのSSDのTBWが300TBだとすると、健康状態は、96%ぐらいでしょうか。
あと、注目すべきは使用時間。BIOSでみたPC累積使用時間は6,790時間でしたが、それよりも500時間以上多く使ってます。このPC、故障してメインボード交換、SSDはそのまま流用とかしたのでしょうか。
(ちなみに、分解時に、はがす必要のある封印シールはちゃんと残ってました。)
HWiNFO64で、SSDの状態を確認。
残り寿命は98%になってます。まだまだ大丈夫ですね。
「パワーオン時間/サイクル数」の7329時間は、CristalDiskInfoと同じです。
CristalDiskMarkで読込み/書込み速度を確認してみました。
SATA接続のSSDとしては、優秀ではないでしょうか。
そのままこのSSDで使い続けてもよいのですが、このCF-QV8は、PCIe3.0 x4のM.2 SSDにも対応しています。より快適につかうために、SSDの換装も考えていきます。
バッテリーの状態
Windowsのコマンドプロンプトで、
powercfg /batteryreport
とコマンド入力すると得られる情報の一部です。
設計容量(DESIGN CAPACITY)の38,150mWhに対し、現在(FULL CHARGE CAPACITY)35,720mWhです。93.6%です。
PC稼働時間に対し劣化が少ないので、推測ですが、途中交換されているものだと思います。
OSの状態
中古で入手した場合、OSがどんな状態になっているか気になります。前オーナーの使いっぱなしの状態はありえないとして、販売時にインストールされていたWindows10なのか、Windows11にアップグレードされているのか。ドライバーがちゃんとあてられているのかが気になります。
Let'sNoteは、ドライバー類がPanasonicのホームページでダウンロードできるので、あとで、Windows11をクリーンインストールしてしまう予定ですが、中古販売の現状として紹介します。
ローカルアカウントが設定されていました。
Windowsは、11で、21H2でした。2024年2月時点で、23H2がリリースされていますので、2年前の古いバージョンです。
ただ、インストール日が、2024/02/06となってますので、推測ですが、Windowsが機能として持っているリセット(設定⇒システム⇒回復⇒このPCをリセット)を使用せず、Windows11をクリーンインストールしたようです。
その後、Let'sNote CF-QV8用ドライバーをインストールするため、「Owner」というアカウントを設定したものだと思います。
デバイスマネージャーで、ドライバーがあたっているか(インストールされているか)をチェック
「不明なデバイス」がないので、ちゃんと販売前にドライバーをインストールしてあるものと思われます。
まとめ
Let'sNoteというと、業務でバリバリ使われて、中古品は、きれいな状態のものが少ないというイメージですが、今回紹介したような状態のものもあります。
CF-QV8は販売時は新品で30万円をこえる価格で、欲しくてもあきらめていた方もいるかと思いますが、中古4万円台でこのような良い状態のものもありますので、探してみてはいかがでしょうか。
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