はじめに
安価なminiPCやノートPCでは、CPUにCelelonのJ4125や、N5100(N5095,N5105)を使ったものが多いですが、その中でMINISFORUM GK41を手に入れたので、紹介していきます。
N5105搭載機の、MeLEのQuietr3Cも紹介してますので、よければご覧ください。
スペック
- CPU Intel Celeron J4125
4コア4スレッド
最大周波数は2.7GHz - メモリ DDR4 8GB 増設不可
- ストレージ M.2 2280 SATA SSD 128または256GB(今回入手したのは128GBのもの)
2.5 インチSATA HDDスロット (SATA3.0 6.0Gb/s)(空き1)
比較的安価な2.5インチSSDが内臓できます。 - インターフェース
USB3.0 (Type-A) x 4
MicroSDカードスロット
3.5mm ヘッドフォンジャック
3.5mm マイクジャック
DisplayPort (Mini DP) x 1
HDMI x 1
有線LAN RJ-45 (1000Mbps) x 2
WiFi WiFi5 (802.11ac)対応
Bluetooth BT4.2 - サイズ 125×113×30mm
- 重量 0.3kg
- 搭載OS Windows10Pro(購入時) 2023年1月現在はWindows11Proで販売されています。
Proなので、サーバーにして、リモートデスクトップで外部PCから設定やメンテナンス、といった使い方ができます。
パッケージ
紙箱パッケージですが、精度が高く、安っぽさはありません。
本体、電源アダプタのほかに、
- HDMIケーブル
- ディスプレイポートケーブル
- VESAマウント用ブラケット
- ゴム足 2セット(1セットは本体に貼り付けたので、写真にうつってません)
- ねじ類
- 取扱い説明書
が入っています。
外観
本体側面の3面にインターフェースがあります。
ベンチマーク
CINEBENCH 20 と 23 の結果です。参考にしてください。
Celeron N5105搭載のMeLE Quieter3Cと同じような性能です。
GK41は冷却ファンあり、Quieter3Cはファンレスなので、負荷が高い処理をした場合は、GK41のほうが安定して性能がでるとおもいます。
OSは、Windows11 Pro 21H2 でテストしています。
CINEBENCH 20
- マルチ 607
- シングル 166
CINEBENCH 23
- マルチ 1535
- シングル 435
GK41のTDP PL1,PL2設定 2023/4/22追加
Cinebenchの結果は、ネットに上がっているJ4125の結果の中でも、上位のスコアのようです。
HWinfo64で調べると、下のようになっていました。
J4125はTDPは10Wなのですが、GK41では、PL1は15.00W、PL2は25.00Wに設定されていました。
ただ、冷却性能とのバランスがいいのか、不安定になることなく使えています。
分解してみる
分解方法は、マニュアルに載っています。
まず、ゴム足をはがします。
ゴム足を外したところに、ねじ(タッピング)がありますので、外します。
裏ブタは、つめでしっかりはまっており、ねじを外すだけでは外れません。
裏ブタは、爪で止まってます。
赤丸の位置に、スリットがあるので、そこにヘラのようなものを差し込み広げます。
今回は、写真のような工具を使いましたが、カードのようなものでもよいです。メモリやSSDがはいっていた、透明な樹脂パッケージをつかって、はずすこともできました。
つめの位置は、各辺に2か所ずつかります。
中に、2.5インチSSD/HDDのSATA用コネクタがありました。
裏ブタ側に、2.5インチSSD/HDDの設置場所があります。
向かって右にあるつめで、本体先端をひっかけ、ねじ2か所だけで固定できるようになっています。
内臓されていたSSDは、MINISFORUMオリジナル品でした。
写真は手持ちのSSD 240GBに換装した状態です。
まとめ
実はこのPC、2021年12月に購入したもので、在宅でのリモートワークに使用しています。
34インチ3840x1440ディスプレイに、OSはWindowsでなく、MX-Linuxを使用。
性能としては、第5世代のノート用Core i5よりいいので、特にストレスなく使えています。
ファンありのMINISFORUM GK41は、MeLE Quieter3Cとくらべ、多少気温が高い中でもいつも安定した性能を発揮してくれています。
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