はじめに
定期的にLet'sNoteの中古販売状況を確認しています。
その中で注目したのが、ここで取り上げるCF-QV8です。
「Let’sNoteの中古という選択肢」の記事を書き始めた時に入手した、Let'Note CF-SV8については、性能や使い勝手には満足しているものの、唯一不満だったのがデザインです。背面のバッテリーの張り出しや、裏にある足、角のR処理など、昨今の薄型ノートPCと比べて、古さが否めませんでした。
そこで目をつけていたのが、CF-SV8とほぼ同スペックで、2in1タイプのCF-QV8です。
このCF-QVシリーズは、QV8が初代になります。そのためコレクションとして、所有するのもよいかと狙っていました。
こちらの記事掲載時
は、中古としても価格は高めだったのですが、2024年初旬になって、企業モデルの保守期限切れモデルが中古市場に流れ初め、価格的に入手しやすくなりました。
中古価格としては、2024年2月時点で、Intel N100を搭載した中国メーカーのノートPCと同等か若干高めです。それでも、販売当初は30万円前後のPCでPanasonic製。個人的見解ですが、中古でも価格以上の価値はあると思います。
CF-QV8 外観
入手したCF-QV8の画像です。モデル名は、CF-QV8UFLVS になります。
全体の外観です。
CF-SV8に比べて、本体裏のバッテリーの出っ張りがないこともあり、すっきり見えます。
ディスプレイ周辺のベゼルは太めです。ただ、タブレット形状での使用を考えると、ある程度太い方が、持ったときにタッチパネルに触ってしまって誤動作、ということがおきにくいのでは、と思ってます。
天板の凹凸もCF-SV8に比べて少なくなってます。
中古のため、よく見ると少し傷があります。
キーボードは専用のもので、横のピッチは19mmですが、縦方向に少し小さくなってます。
このモデル、CF-QV8UFLVSには、指紋認証がありませんが、キーボード右下のIntelのシールの斜め左下あたりに、指紋認証があるモデルもあります。
キートップのすれやテカリもほとんどなく、綺麗な状態のものが入手できました。
左側面
左側から、電源入力、HDMI出力、Type-C(Thunderbolt3)、USB3.0Type-A、有線LAN、VGA、3.5mmマイク&ヘッドフォン
右側面
左から、USB3.0Type-A、USB3.0Type-A、SDカード、セキュリティスロット
裏面
冷却ファンの排気口
ヒンジが、2in1用になってます。
裏面
このモデルも、ほかのLet'sNote同様、バッテリーは交換できます。
バッテリーは、手前(キーボード側)にあります。
バッテリーを取り外したところ。
バッテリー品番は、
CF-VZSU1MJS
です。
Panasonic Store+での価格は、2024/2/28時点で27,500円(税込)
ディスプレイを360度回転して、タブレットスタイルに変形可能
総じて、かなり綺麗な状態の中古品が入手できました。
外観比較
CF-QV8UFLVSと、CF-SV8RDCVSの比較です。
左がCF-QV8、右がCF-SV8
CF-QV8の方が、薄く、横幅が若干狭くなってます。
ディスプレイは、QV8が12.0インチ、SV8が12.1インチで、若干SV8の方が大きいのですが、縦横比がQV8が3:2、SV8が16:10のため、縦方向はQV8の方が大きくなってます。
横から見たところ。左がCF-QV8、右がCF-SV8
CF-SV8は、本体後方にバッテリがあって、出っ張っているため、横から見るとこうなります。
本体の厚みの比較。左がCF-QV8、右がCF-SV8
CF-SV8の方がかなり厚く見えます。CF-SV8はバッテリの出っ張りと、本体裏の手前と奥に足があるため、同じ面に置くと、これだけの差が出ます。
ちなみに、CF-QV8は折りたたみ式の足がありますが、この写真は、足をたたんだ状態です。
手前から。下がCF-QV8、上がCF-SV8
横幅はCF-SV8の方が大きいです。
CF-SV8は、マイク&ヘッドフォン端子、SDカードスロットが手前にあります。
左側面。下がCF-QV8、上がCF-SV8
奥行きはCF-QV8の方が大きいです。
厚みの差がよく分かると思います。
トータルで装備する端子・コネクタの種類・数は一緒ですが、位置は全然違います。
右側面。下がCF-QV8、上がCF-SV8
個人的に、本体右側でマウスを使うため、左側にコネクタ・端子類が集中しているCF-QV8の方が使いやすいです。
ACアダプター比較。
上がCF-SV8用の品番CF-AA6532A(出力16V、5.3A)、下はCF-QV8を中古で入手したときについてきた、品番CF-AA62J2C(出力16V、2.8A)で、本来CF-RZ用のもののようです。
CF-QV8用ACアダプターは、品番CF-AA6412AJS(出力16V、4.06A)です。
ただ、どちらもCF-QV8,SV8に使用できてます。
スペック比較
スペックは、発売年が同じこともありほぼ同等です。
項目 | CF-QV8 | CF-SV8 |
---|---|---|
発売年 | 2019年 | ← |
形状 | 2in1 タッチパネル | クラムシェル(タッチパネルなし) |
OS | Windows11対応 | ← |
CPU | Core™i5-8365U vPro4コア8スレッド ほかi7モデル(8665U)もあり Core™i7-8665Uモデルを入手 | ← Core™i5-8365Uモデルを所有 |
メモリ | 8/16GB 16GBモデルを入手 | 8/16GB 8GBモデルを所有 |
ストレージ | SATA/NVMe両対応 | ← |
筐体大きさ | 273.0×209.2×18.7mm | 283.5×203.8×24.5mm |
重量 | 約0.949kg~ | 約0.919kg~ |
表示方式 | 12.0インチ(3:2) WQXGA+(2880 x 1920) | 12.1インチ(16:10) WUXGA(1920 x 1200) |
WiFi | WiFi 5 | ← |
Bluetooth | 5.0 | ← |
USB Type-C | Thunderbolt™3 USB-PD充電対応 | ← |
画像出力 | Thunderbolt™3 HDMI 4K60p対応 VGA | ← |
生体認証 | カメラによる顔認証 (指紋認証対応モデルもあり) 指紋認証なしのモデルを入手 | ← |
駆動時間 | 約10〜10.5時間 | 約14時間 |
次回は
次回は、Let'sNote CF-QV8を入手したときの状態や、CINEBENCHの結果、M.2 SSD交換などを紹介したいと思います。
手持ちのCF-SV8RDCVSが、Core™i5-8365U/メモリ8GBであるのに対し、
入手したCF-QV8UFLVSが、Core™i7-8665U/メモリ16GBのため、
純粋な機種比較ではないのですが、結果が楽しみです。
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